10月25日（土）、北条キャンパスの大学祭に合わせて、「被害者支援を考える・学ぶ講座」を開催しました。講座には約40名の方々にご参加いただきました。
本講座は、学生ボランティアセンターが「聖カタリナ大学警察ボランティア」として松山西警察署と共に参加しているご縁から、被害者支援センターえひめとつながり、開催が実現しました。講師の弁護士・射場和子先生は、愛媛県内での犯罪統計を基に、5日に１件のペースで突然日常を奪われている人がいる現状を示し、私たちが被害者支援を学び考えることの必要性について語られました。講座を通して「被害者支援」は被害に遭った人だけではなく、全ての人々が自分事として捉えていかなければならないということを学び、被害者支援の必要性と、私たちにできることについて考える貴重な時間となりました。
講座終了後には、学生ボランティアセンターと松山大学の学生が活動する愛媛県犯罪被害者等支援大学生ボランティア「ガモワ隊」および松山市公認ボランティアサークル「4-Rings」との交流会を行いました。本学も「4-Rings」の一員ですが、コロナ禍の影響で他大学とのボランティア交流が途絶えていました。互いの活動を紹介し合い、情報交換を行いながら、学生たちにとっても刺激となる有意義な時間となりました。交流会では、地域の学校や他大学とのつながりが希薄化している現状が話題に上がり、他の参加者の多彩な活動を知る中で、コロナ禍が地域や大学間の交流に及ぼした影響の大きさを改めて実感しました。
今回の交流をきっかけに、今後も他大学とのつながりを深めながら、共に学び合う活動を広げていきたいと思います。
