《第1回 9月16日(水) 10:00~12:00 第1会議室》
テーマ「園庭の人工芝化がもたらす幼児の行動変化〜園長・体育主任へのインタビューから見る活動量増加の実態〜」 発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 大城 卓也
園庭への新しい人工芝の敷設が幼児の身体活動に与えた影響を報告する。園長と体育主任へのインタビュー調査を行った結果、敷設後に子どもたちの活動量が大幅に増加したことが明らかとなった。転倒への恐怖心が減ったことで自発的な遊びや駆け回る姿が増え、環境の変容が幼児の運動意欲や行動変化を促す有効なアプローチである可能性について考察する。
テーマ「大学教養体育におけるタスポニーの活動量および運動強度について」 発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 中川 雅智
タスポニーはニュースポーツの一種でスポンジ状のボールを用いるネット型球技であるが、先行研究が無く、どのような運動特性があるか明確にされていない。特に大学教養体育でタスポニーを導入した場合、十分な活動量と強度を担保できるか不明である。そこで本研究は大学教養体育においてタスポニーとバドミントンを実践し、試合中の活動量及び運動強度を比較したので、その結果を報告する。
《第2回 10月19日(月) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「ラグビーフットボールクラブに所属する男子中学生の体格・体力の特徴」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 松本 行矢
近年、日本ラグビーは国際大会での活躍や競技人口の拡大を背景に発展を続けており、その競技力向上にはジュニア期からの選手育成が重要である。特に中学生期は発育・発達が著しいため、体格・体力特性を把握することは科学的育成の基盤となる。本研究では、ラグビーフットボールクラブに所属する男子中学生の体格・体力の特徴を明らかにすることを目的とする。
テーマ「話せない/思い出せない:記憶とトラウマの社会学」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 武内 保
社会学者M.アルヴァックスは『記憶の社会的枠組み』のなかで、記憶作用がうまく働かないという事態を、「失語症」に関する彼独自の議論をとおして説明した。本報告では、アルヴァックスの「失語症」についての記述やトラウマに関する精神医学を参照しつつ、思い出すとはなにか、トラウマとはなにか、を社会学的に考える。
《第3回 11月26日(木) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「剣道における段位制度の役割―スポーツ社会学的考察―」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 馬越 千里
剣道における段位制度が競技者に果たす社会的役割について、スポーツ社会学の視点から考察する。段位は技術力の評価にとどまらず、競技者の社会的承認や自己形成、指導者としての正統性、さらには剣道文化・価値観の継承にどのような機能を果たしているのかを、制度的・歴史的側面を踏まえて検討する。
テーマ「同性愛者のアイデンティティ発達支援における課題」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 高藤 真作
同性愛者・両性愛者のアイデンティティ発達と心理支援の課題を概観すると、従来の発達モデルは有用である一方、社会的・文化的変化、個人差を十分に反映できない点がある。近年ではSNSや制度整備により情報取得や交流の機会は広がったが、新たなリスクも生じている。現代の実態に即した支援モデルの構築と支援者養成の充実について考察する。
《第4回 12月23日(水) 13:30~15:30 第1会議室》
テーマ「精神看護学教科書における看護家庭教育の特徴に関する検討ー対象理解から援助の方向性に着目してー」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 梶田 賢
精神看護学教育で用いられている主要な教科書を対象として、看護過程教育の特徴を明らかにすることを目的とする。精神看護学における看護過程は、精神症状のみならず、生活歴や価値観、対人関係、ストレングスなど、多面的な対象理解を基盤として展開される。精神看護学における看護過程教育の現状と特徴を明らかにするとともに、今後の授業設計や記録様式の改善に向けた基礎資料を得ることを目指す。
テーマ「ペアレントトレーニングの効果を客観的に評価するための観察枠組みの開発」 発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 教授 仲野 由香利
ペアレントトレーニング(PT)は発達障害のある子どもとその保護者への支援として有効とされているが、その効果の評価は主観的な指標に依存している。本発表では、PTによる親子相互作用の変化を客観的に評価するための観察枠組みの開発を試みた結果を報告する。
《第5回 1月20日(水) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「幼児における投動作の習得状況に関する基礎調査」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 乗松 柚衣
幼児期は基礎的運動能力が発達する重要な時期であり、投動作の習得状況を把握することは、運動指導の基礎資料として重要である。本調査では、幼児を対象に実施した投動作の測定および動作撮影データを用いて、飛距離の量的評価と動作フォームの質的評価を組み合わせて分析を行い、幼児の投動作の習得状況を明らかにすることを目的とする。