《第1回 9月18日(木) 10:00~12:00 第1会議室》
テーマ「公立学校共済組合道後宿泊所の観光資源改善に向けたフィールド研究の実践」 発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 大城 卓也
近年、観光現場で行われているポジティブアプローチ改善の手法を用いて大学生が公立学校共済組合道後宿泊所の観光改善に取り組んだ。支配人をはじめとする関係者に対して、調査結果と提案を報告プレゼン形式で発表。その報告を踏まえ、実際に旅行プランの作成プロジェクトへと発展し、現在もプロジェクトが進行している。その一連の動きを研究として発表する。
テーマ「養護教諭における子どもの肩こりの認識について」 発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 中川 雅智
肩こりは日本人の中で数多くの者が経験している症状の一つであり、近年では子どもの肩こりが増加しているという報告がいくつかなされている。一方で学校現場において、子どもの肩こりに対する認識や対策についての報告はほとんど見当たらない。そこで今回、普段から児童・生徒の健康に携わっている養護教諭を対象とした調査を行ったので、調査に至る背景なども含めて報告を行う。
《第2回 10月29日(水) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「ジェンダーの視点から見た剣道と女性の昇段ー愛媛県に着目してー」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 馬越 千里
剣道の起源は戦前に遡る。剣道は男性中心の武道とされ、女性との関わりは戦後に入ってからのことであり、男性に追随的に普及をしてきた。剣道と女性の関わりについて地方都市における普及について着目した研究まだ少ない。本発表では、愛媛県内の剣道における女性の昇段に着目し、ジェンダーの視点から考察をする。
テーマ「洞察問題解決における潜在的認知プロセスが与える影響の検討(2)」 発表者/ 聖カタリナ大学 教授 田村 昌彦
先に報告した研究では,洞察問題解決において気づきを伴わない認知プロセスが問題解決に促進的な影響を与えることを報告した。続くこの研究では,洞察問題解決に手続き的記憶が影響を与えていることを報告する。これは,潜在記憶である手続き的記憶が,洞察問題解決における固着の形成を抑制し,また,固着を解消する可能性を示したものである。
《第3回 11月26日(水) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「保育内容「人間関係」における教育実践報告」 発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教 忽那 啓子
保育内容「人間関係」の授業に、佐伯胖氏が提唱する「文化的実践としての学び」ならびに関連する諸概念を取り上げた実践成果を報告する。今回は「保育における直接的援助(見る・聞く・話す・動く)」について、将来保育かかわっていく上でどのような有効性をもっているかを検討する。
テーマ「適応的に“先延ばし”する人はどんな意識で先延ばししているの?」 発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 黒田 卓哉
達成成果や精神健康に悪影響を及ぼすとされる“先延ばし”を、適応的に活用している者もいる。本発表では、適応的な先延ばしであるとされる能動的先延ばしの適性が高い者と低い者とで、先延ばし前から先延ばし中、そして先延ばし後で、どんな気持ちや考えの違いがあるかを検討した結果を報告する。
《第4回 12月19日(金) 13:30~15:30 第1会議室》
テーマ「障がいのある人との交流体験が参加者の「障害理解」、「障がい者スポーツのイメージ」に与える影響」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 今城 遥
初級パラスポーツ指導員資格認定校として開講している「パラスポーツ」科目では、学生が主体となって「アダプテッド・スポーツ体験教室」を2年連続で開催した。そこで、イベントの参加者および「パラスポーツ」履修学生を対象に、イベントによる体験が参加前後で「障害理解」や「障がい者スポーツ(パラスポーツ)のイメージ」にどのように変容するかを検討し、経年比較も踏まえた実践報告を行う。
テーマ「障害のある看護学生への合理的配慮の現状についての文献検討」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 梶田 賢
2001年に保健師助産師看護師法が改正され、絶対的欠格事由が削除された。2016年4月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」が施行され、高等教育機関における学生への修学機会の確保と合理的配慮が求められるようになり、2024年か4月からは、私立大学等を含む全ての大学等において、合理的配慮の提供が法的義務となっている。今回は、看護学生への合理的配慮の現状を文献検討することで、大学としての組織的な支援体制について検討し、報告する。
《第5回 1月21日(水) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「チャレンジ・ザ・ゲーム推進におけるオンライン対決の可能性」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 乗松 柚衣
日本レクリエーション協会では、平成元年から「チャレンジ・ザ・ゲーム」といういつでも・どこでも・簡単に挑戦できる種目を考案し、“新感覚”のスポーツ・レクリエーションとして「全国いつでもチャレンジ・ザ・ゲーム大会」を展開している。新型コロナウイルス感染症の影響により、次第に「仲間とともに楽しんで活動する」機会が減少したことがわかっている。大人数での集合を避けながらもCGを実施することができるか、また、遠方に行かなくても時間と経費を節約し、集いやすくする方法としてオンライン大会は有効な手立てとなるか模索した。
テーマ「少年野球クラブに所属する小学生の体力の特徴と競技技能の関連」 発表者/ 聖カタリナ大学 助教 松本 行矢
近年、子供の体力低下問題が多方面で取り上げられる。それに伴って、競技スポーツの実施による体力の保持・増進に注目が集まる。野球においては年齢を問わず競技人口が多く、中学生からシニアの年代にかけては競技と体力に関する知見が散見される。その一方で、小学生年代の知見は稀有である。今回は、少年野球クラブに所属する小学生の体力の特徴を示すとともに、野球の競技技能との関連性についての検証結果を報告する。