諸事情により、第4回 12月21日(木) 梶田助教の発表内容が変更となりましたのでお知らせいたします。
テーマ「精神科に初回入院となった神経性食欲不振症患者に対する看護介入」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 梶田 賢
精神科熟練看護師が精神科に初回入院となったAN患者に対して実際にどのような看護介入を行っているかを明らかにすることで、関係を結ぶことが困難であり看護が難しいとされるAN患者への看護介入の示唆を得る。
《第1回 9月14日(木) 10:00~12:00 第1会議室》
テーマ「オンラインを活用したシングルマザー支援のプログラム開発
-セルフケアとピアサポートを中心において-」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 鬼頭 裕美
Covid-19のパンデミックで母子世帯の窮状に注目が集まり、給付金、フードパントリーなどの支援が展開されている。しかし、これらは「応急処置」に過ぎず、ミクロ・メゾ・マクロいずれのレベルからも根本的解決が求められる。シングルマザー自身が差別や偏見等による抑圧から解放され、本来の自分を取り戻し、心身健やかな状態で子育てをし、社会に貢献できる存在となることを目指す、新たな支援の枠組と成果について発表したい。
テーマ「剣道の経済基盤としての段位制度について ~コロナ禍に着目して~」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 馬越 千里
剣道の段位制度は、個人の技量を示す1つの指標でもあり、その歴史は明治時代に遡る。段位は、これまで多くの剣道家の目標とされ、剣道の普及・発展に寄与してきた。また、段位制度は剣道界にとって重要な経済基盤の1つであり、必要不可欠ともされる。今回は、コロナ禍における段位制度の動向に着目し、その調査結果を報告する。
《第2回 10月25日(水) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「モンティ・ホール問題を用いた選択行動における偏り計測についての実験的検討」
発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 田村 昌彦
不確かな状況における我々の意思決定には様々な偏りがあることが知られている。本研究では,一般に確率見積もりが困難であるベイズ型推論課題であるモンティ・ホール問題を用い,選択行動時における偏りを定量的に推定することを目的とした。心理学的実験を通した検討の結果,実験参加者の選択行動には,規範的には選択に影響を与える確率に対して,これに依存しないパラメタの存在することが示唆された。このことは,積極的な選択行動の変更を妨げる要因が存在することを意味している。
テーマ「課題をするか?些事をするか?の意識について ~先延ばし傾向との関連~」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 黒田 卓哉
課題や仕事などを不必要に後回しにする現象を「先延ばし」とよぶ。先延ばしが生じる要因は様々なものが指摘されているが、本発表では先延ばしが生じる際に「課題」の代わりに行われている「些事」があると想定し、「課題」と「些事」のそれぞれにどんな認識や気持ちといった意識を持っているかに焦点を当てて紹介する。また、先延ばしをしやすい傾向と、それら意識の関連についての検討結果を発表する。
《第3回 11月29日(水) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「自尊感情の2因子モデル」
発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 福留 広大
ローゼンバーグ自尊感情尺度が2因子構造として再解釈可能であることを,自身の過去の研究に基づいて述べる。また,これらと他の心理学的構成概念との関連や,数理モデルである「ストレスの窓モデル」などについて説明する。最後に,他の研究者の検証結果について言及する。
テーマ「大学陸上競技選手の体格・体力の経年変化−競技結果との関連も含めて−」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 松本 行矢
一般に国民の体格や体力のデータは広く公表されてきており、体力の経年変化や標準値は良く知られている。
その一方で、アスリートの体力データになると、その記録や報告は少なく、陸上競技も例外ではない。
そこで今回は大学陸上競技部に所属する学生の体力データを基に、同年代の一般男性の体力データと比較し、
その特徴を明らかにすると共に、競技結果との関連を検討した。
《第4回 12月21日(木) 10:00-12:30 第1会議室》
テーマ「教員養成課程における異学年合同授業に関する実践研究 -模擬授業後の省察の違いに着目して-」
発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 中川 雅智
模擬授業は教員における実践力習得のため、多くの教員養成課程で行われ、報告もされている。しかし、異学年が参加する模擬授業に関する報告は見られず、特に異学年が同じ模擬授業を受けた時の省察の違いは不明である。そこで本研究は異学年間での模擬授業を実践し、学生の省察から学年の違い等を明らかにすることとした。
テーマ「日本の看護系大学における多職種連携教育の現状」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 梶田 賢
日本の看護系大学のHP上に公表している、教育目標、CP、DPに多職種連携のための教育に関する用語が含まれた文章を抽出し、多職種連携のための教育がどのような内容、どのような方法で行われているか、その実態を明らかにする。
テーマ「愛媛FC改善活動-企業と大学の新しい関わり方-」
発表者/ 聖カタリナ大学 准教授 大城 卓也
大城ゼミの活動の一環として、愛媛FCのホームゲームを観戦し、参加者目線で改善活動を行った。ポジティブアプローチを主としながら、スポーツチーム改善のチェックリストを同時併用した報告書を作成し、愛媛FCへ報告し、協議した。その一連の活動をフォーラムにて発表する。
《第5回 1月31日(水) 16:30~18:30 第1会議室》
テーマ「子どもの体力・運動能力に対する保護者の評価に影響を及ぼす要因」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 乗松 柚衣
子どもの体力・運動能力が低下している要因として身体活動量の減少が挙げられている。幼少期における運動や遊びの経験は、就学後の運動習慣等に関係すると言われており、積極的な運動経験を積み重ねる必要がある。しかし、子どもを支援する保護者において、我が子の体力・運動能力を正しく把握できていない保護者が半数を超えており、子どもの成長に見合った運動支援が行われていないことが考えられる。そこで、子どもの体力・運動能力を保護者がどのように評価しているのかを明らかにし、その評価に影響を及ぼす保護者の要因について検討を行ったため報告する。
テーマ「小さい子どもとの交流体験が高校生にどのような意識変化をもたらすか」
発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 講師 戸井 和彦
東予地区で4歳から9歳の子どもとその保護者を対象に「かがく絵本読み聞かせ会」を継続して実施している。この会に毎回その地区の高校生にボランティアとして参加してもらっている。小さな子どもたちと関わることが大好きな高校生たちである。終了後、保護者や高校生にアンケートを実施している。それをもとに実施に小さい子と触れ合う体験が高校生の意識にどのような変容をもたらしているのかを分析してみた。会のあり方や内容などを工夫することで高校生のキャリア形成にも影響を及ぼしていることがみえてきた。
《第6回 2月21日(水) 10:00~12:00 第1会議室》
テーマ「学習者の立場の違いが共生体育授業のゲームルール評価に及ぼす影響」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 今城 遥
著者は、一人一人の違いを受け入れ、共に楽しむことができる共生体育授業を目指している。本研究では、成人教育理論に基づいたアンドラゴジーとペダゴジーという学習者の立場の違いによって、共生体育を促進するゲームルールに対する評価がどのように影響を受けるかを検討したことを報告する。
テーマ「小規模自治体における地域マネジメントに関する事例研究」
発表者/ 聖カタリナ大学 助教 雑賀 正彦
地域福祉研究においては、主体間の協働に関する研究は行われているが、マネジメントに関する研究は少ない。実践現場では、主体間の利害関係もあり、協働が促進されていない現状にある。そのため、市町村行政にはマネジメントが求められていると考える。
そこで、小規模自治体を対象にどのような地域マネジメントにより地域福祉が促進されているのかを事例研究を通して明らかにする。