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人間文化研究所フォーラム

日程
2006年10月19日(木曜日)〜2007年3月1日(木曜日)/全6回
会場
聖カタリナ大学 第1会議室
主催
聖カタリナ大学人間文化研究所
聖カタリナ大学人間文化研究所では「変革期における文化の創造」をメインテーマに掲げ、次の内容によりフォーラムを開催いたしました。

第1回 10月19日(木曜日) 18時〜 第1会議室

  • 「20世紀初頭における日本企業による経済の向上に関する一考察」

    発表者/ 聖カタリナ大学 講師 佐々木 隆夫

    明治維新後の日本において急速な経済の向上が求められていた。その中で、企業はその経済の向上に一翼を担う存在であった。本フォーラムでは、企業による経済の向上に伴う大東京圏の形成に焦点をあて、発表したい。

  • 「変革期における文化の創造 -1970年代はターニング・ポイント?-」

    発表者/ 聖カタリナ大学人間文化研究所客員所員 吉村 脩

    なぜ、1970年代!「高度経済成長時代の申し子=公害」への反省を基に人間性の見直しのためにだろうか?様々なジャンルの書籍:エコロジー関連(南方熊楠全集、エコロジーとエコノミー)、さらには、利便性に隠れた負の遺産の見直し(自動車の社会的費用、公害原論)など、が相次いで発刊された。本当に人間性の回復がなされたのかを「水俣病事件」を中心に考察してみたい。

第2回 11月16日(木曜日) 18時〜 第1会議室

  • 「神武天皇による日本文化の創造」

    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 岩邊 晃三

    21世紀初頭は時代の大きな変革期にあたり、日本の伝統文化も根底から揺らいでいる。日本文化は基本的に稲作文化に根ざすものであり弥生時代に始まったものと考えられる。そこでここでは、縄文時代から弥生時代に推移した際、弥生時代の出発点となる神武天皇による日本文化の創造について論じることにより、時代の変革の意義を考察する。

  • 「変革期における日本の歌唱教育」

    発表者/ 聖カタリナ大学人間文化研究所客員所員 冨谷 良子

    明治のはじめ我が国に西洋音楽がとりいれられ、日本全土で歌唱教育が開始されてから1世紀余り、その間に生まれた子供の歌は、唱歌・童謡・アニメソングなどとして全国に普及した。歌唱教育の変革期を明治・大正・昭和の時代背景と共に眺め、平成の現在から未来の姿を考察したい。

第3回 12月7日(木曜日) 18時〜 第1会議室

  • 「変革期における介護福祉」

    発表者/ 聖カタリナ大学 助教授 秋山 昌江

    介護福祉制度が発足してから18年が経過した。現代社会の変化に伴い、社会の人々の期待はますます増大している。具体的には、認知症高齢者、高度の障害者、在宅生活の支援、施設介護の変容、介護予防など、さまざまな人・場面にかかわる介護福祉士の専門性が期待されいている。今回、介護福祉教育のパラダイムシフトを考察する。

  • 「社会福祉における近年の改革 -社会福祉基礎構造改革とその後の変遷-」

    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 小嶋 裕

    本改革は、1951(昭和26)年の社会福祉事業法制定以来、大きな改正が行われていない共通基盤制度について、その対応を指摘している。具体的には、特に「措置制度」から「支援費制度」へ、「社会福祉法人の設立要件の緩和」、「介護保険制度」の円滑な実施、「成年後見制度」の補完などが見られる。今回は本改革の制度の概要とその後の変遷に触れてみたい。

第4回 1月18日(木曜日) 18時〜 第1会議室

  • 「変革期における宗教と文化」

    発表者/ 聖カタリナ大学・同短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル

    現代の自然科学と技術の進歩は社会構造と人びとの生活に大きな変化を引き起こして来ています。その変革は各民族が大切にしてきた文化に影響し、宗教的な面にも混乱を起こしています。このような状況の中で生きている私たちは、平和な生活を送るために共存の新しい基準について論じなければなりません。

  • 「食とエネルギー ・・調理と文化・・」

    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教授 門多 和広

    人類にとっての大きな変革のひとつが火の利用であり、加熱調理は食文化の形成に役立った。現在では電熱器や電磁波による方法もある。加熱調理法の変遷をたどりながら、これからの新しい食文化の創造について考察したい。

第5回 2月22日(木曜日) 18時〜 第1会議室

  • 「変革期に生きた正岡子規の人格 -人格貼付論による子規随筆を通しての人格分析-」

    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 平野 信喜

    正岡子規は、明治という変革期を35才1ヶ月で駆け抜けた人物である。子規の業績は、俳句や短歌の革新にとどまらず、日本の文化の創造をなしえた。今回は、子規が書いた随筆から人格貼付論を通して、子規の生き方や人格を探りたい。

  • 「洋楽受容の風景」

    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教授 五十嵐 雅子

    鎖国が終焉し西欧文明が流入した時代、西洋音楽はどのように受けとめられたのか。森鴎外、夏目漱石、永井荷風など、留学・在欧経験を持つ文豪の作品に現れた東西の音の風景を通して、変革期における文化の一端に触れたい。

第6回 3月1日(木曜日) 18時〜 第1会議室

  • 「幼児音楽の変革と音楽文化の創造 -ビート感生むドラムの役割-」

    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 助教授 日野 幸子

    子ども達は、保育現場でいろいろな音楽に触れている。特にビートのきいたノリのいい音楽は人気のある音楽のひとつといえる。その理由として、ビートを支えるドラムの存在があると考える。中でもポップス系、ラテン系の曲に流れるドラムのリズムは、気持ちを高揚させる魅力を持っている。現代の音楽事情に照らし合わせながら、ドラムに焦点を当て、ノリを考察していきたい。

  • 「21世紀社会における企業文化のあり方」

    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 三根 誠

    企業文化とは、企業が志向する諸価値の統一された全体をいう。すなわち、企業自体の自己存在性を意味する。21世紀社会における企業の生存条件としての企業文化を構成する価値要素として、経済価値、人間価値、社会価値、環境価値を取り上げ、これら諸価値の相互関係について考察する。