資料求

資料請求

お問合せ

お問合せ

大学案内

公開講座

平成28年度 キリスト教研究所フォーラム 〜ドミニコ会創立800年を記念して〜

日程
平成28年10月12日(水)〜平成29年2月15日(水)
会場
聖カタリナ大学 第一会議室
主催
聖カタリナ大学 キリスト教研究所
お問い合せ
お申込み
聖カタリナ大学キリスト教研究所では「ドミニコ会創立800年を記念して」を平成28年度のメインテーマに掲げ、次の内容によりフォーラムを開催する運びとなりました。つきましては、お気軽にご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。 なお、開始時間が、都合により変更する場合がありますので、フォーラム当日、時間等をご確認の上ご参加下さい。 お問い合せTel089-993-0702(総務課)

第1回 10月12日(水) 16:20〜18:00 第一会議室

  • テーマ「聖ドミニコ修道会による人権の促進と擁護」
    発表者/ 聖カタリナ大学・短期大学部 学長 ホビノ・サンミゲル聖ドミニコ修道会は800年前に世界の人々に福音的な真理を伝えるために設立されました。その長い歴史の中で人権の擁護と促進のために大きな役割を果たしてきたことを認識しながら、未来に向けてその活動を継続するためにどのような対策が必要であるか、これから果すべき課題について考察したいと思います。
  • テーマ「マドリッドの『聖マルチンの家』――スペインにおけるドミニコ会と福祉
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 宮武 信枝聖カタリナ大学とその建学の精神のルーツであるドミニコ会創立800周年記念にあたり、聖ドミニコの生まれた国スペイン管区の使徒事業、ホームレス支援施設のマドリッド「聖マルチンの家」と、レオンにあるドミニコ会旧神学校の福祉的企業について紹介する。 

第2回 11月9日(水) 16:20〜18:00 第一会議室

  • テーマ「ドミニコ会の共同体的生活が家庭に発するメッセージ」
    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 講師 竹田 信恵ドミニコ会の原初会憲には、修道生活を支える4つの柱、すなわち、典礼の共同祭儀、勉学、共同生活、修道規律の順守について明記されている。本フォーラムでは、ドミニコ会員としての共同体的生活が、現代社会における家庭に対してどのような福音的影響を与えることができるか考察する。
  • テーマ「脱在の祈り ――ドミニコ会士 宮本久雄師に導かれて――
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 寺尾 寿芳ドミニコ会において神学哲学の領域で卓越した業績を挙げた者にのみ授けられる名誉称号 Sacrae Theologiae Magister (S.T.M.) を日本人として初めて受けたのは、宮本久雄師であった。発表では、その中核概念「脱在」の特長を描写するとともに、そこからさらに、インカルチュレーション(福音の文化的受肉)や宗教間対話(とくにキリスト教と浄土仏教)の成果を視野に収めながら、現代の日本人信者にふさわしい「祈り」の道を模索していく。

第3回 12月7日(水) 16:20〜18:00 第一会議室

  • テーマ「キリスト教を背景とした篤志家の活動と福祉理念との関係について―明治・大正時代を中心として―」
    発表者/ 聖カタリナ大学 講師 釜野 鉄平明治・大正時代に活躍した篤志家の宗教的背景の多くがキリスト教であることに注目し、仏教、儒教との違いについて考察を行った。ここでは、同時代に福祉的視点から行われたキリスト教徒による生活支援の内容と併せて、どのような側面で限界や課題が生じたのかについての考察を行う。
  • テーマ「ピアサポーターと援助専門職者との関係」
    発表者/ 聖カタリナ大学 助教 村上 佳子「援助する人、援助される人」という見方に縛られることなく、相互に新たな関係を築いていくには何が必要になるのか。ここでは、ピアサポートの実際について取り上げ、そこに関わる援助専門職者の課題を考察する。

第4回 1月18日(水) 16:20〜18:00 第一会議室

  • テーマ「地域と看取り」
    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 講師 遠藤 文子団塊世代の高齢化が進むにつれ、生活支援・医療・介護の社会コスト増が現実となり、福祉 行政は「医療から介護、施設から在宅」、「地域包括ケアシステムの構築」をめざす医療・介護制度改革によって対処しようとしている。この対策は、少子超高齢化・単身世帯増・老老介護増・地縁の希薄化が緩和されないなら、画餅に帰さざるをえない。それらの問題群を念頭に、在宅死と病院死の推移、看取りの変化を、キリスト教系の在宅ホスピスケアの活動を参照しつつ、考察する。
  • テーマ「聖ドミニコ会のバラエティに富んだ兄弟姉妹たち」
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 佐々木 裕子「真理を観想し、その実りを他に伝える」という聖ドミニコ会の標語は、本会の性質を端的に表している。真理の探究のための手段は、兄弟姉妹の数ほどあって、修道会創立から800年の歴史には、その道を極めた多くの聖人たちも誕生した。自由型と言えるドミニコ会のバラエティに富んだ兄弟姉妹たちを紹介したい。

第5回 2月15日(水) 16:20〜18:50  第一会議室

  • テーマ「ドミニコが切り開いた生の新たな次元について」
    発表者/ 聖カタリナ大学キリスト教研究所 客員所員 田中 正史トマス・アクィナスの「観想し,観想の実りを他に伝える」という言葉は,ドミニコ会の精神をあらわす言葉として知られており,観想と活動を同時に生きる生活の卓越性を表現している。この精神からはどのような人間の主体性が生まれるのだろうか。現代益々消費主体化する人間像と対比しながら,生の根源に向かう人間の可能性について考察する。
  • テーマ「松山の中等教育におけるドミニコ会800年の意義」
    発表者/ 聖カタリナ大学 教授 山本 克司昭和28年にドミニコ会による中等教育学校として愛光学園が設立された。戦前の国家神道に影響された教育にかわり、世界的教養人を標榜するカトリック中等教育機関が地域にどのような影響を与えたかを考察し、ドミニコ会800年の歴史の日本における意義を振り返りたいと考える。
  • テーマ「シスター上妻久恵先生の足跡」
    発表者/ 聖カタリナ大学短期大学部 教授 藤井 澄子聖カタリナ本学園の創始者であり、ドミニコ会のシスターである前理事長故上妻久恵先生の足跡をたどり、学園発展の礎となられたその理念を学びたい。