テーマ:コスパ重視・主体性がない これって学生だけの問題でしょうか?
~学生に響く指導とは~
2025年9月11日(13:30-16:00)に、上記テーマで「臨地実習指導に関する研修会」を開催いたしました。講師は、人材育成の専門家である愛媛大学医学部附属病院総合臨床研修センターの内藤知佐子先生です。先生には、2023年度からお引き受けいただき、今年度で3度目の研修となります。
今年度の研修会には、臨地実習施設から26名、本学教職員・院生29名の計55名が参加しました。研修は、‘人財×共育×対話:教えることは二度学ぶこと’、学生の行動を変えたいなら‘Do Something Different’、まず指導者自身が自分の枠を超え、これまでと違うやり方をすること、‘実習は生きた授業である’など、実習指導の基本的な考え方をグループやペアワークを通して体験的に学ぶ、アクティブラーニング形式で行われました。
臨地実習指導者からは、「日々、忙しさに参っていたが、楽しくヒントもあって、明日からに活かせそう」「学生の成長を自身の成長ととらえ努めていきたいと思う」などの声が聴かれました。教職員からも「具体的にどう活かしてどうなったのかを互いに報告、評価する機会があるとさらなる成長につながる」「毎年、内藤先生に来て頂いて、リフレッシュしながら、指導者とともに学んでいけると良い」など、大変好評でした。今回の研修で、臨地実習指導は、学生のみに原因を求めるのではなく、実習指導者と教員自身が自らの行動を省みて、対話・連携しつつ、学生が活き活きと実習できる環境づくりを模索していくことが重要であると再認識できました。
ご多忙の中、研修会にご参加くださった臨地実習指導者の皆様、ならびに毎年新たな学びとパワーを授けてくださる内藤先生に、心より感謝申し上げます。



