建学の精神

本学は、聖ドミニコ宣教修道女会の設立によるもので、キリスト教の世界観、修道会の創立者聖ドミニコの「真理を観想し、観想の実を他に与える」という精神、そして、聖ドミニコの精神に従って生きたシエナの聖カタリナの模範と教訓を土台として、「建学の精神」を次のように定めている。

1. 本学は、キリスト教的世界観と教育理念に基づいて、世界の平和と人類の共通善を促進する人間の教育を目的とする。
2. 本学は、創立者聖ドミニコの強調した「真理の探求」を通して、普遍的な価値観と高い徳性を有する人間を育成する。
3. 本学は、保護者シエナの聖カタリナの精神と学識にならい、神の愛と人への奉仕に生涯を捧げる人間を育成する。

法人の目的・概要

学校法人聖カタリナ学園は、カトリック教の精神を奉じ、教育基本法及び学校教育法に従い、学校教育を行い、世界の平和と人類の共通善を促進する人材を育成することを目的としている。

名称 学校法人聖カタリナ学園 (St. Catherine Educational Institution)
所在地 愛媛県松山市北条660番地
認可年月日 1951年(昭和26年)3月8日
理事長 中田 婦美子
組織図 組織図PDF(181KB)
役員 役員名簿PDF(167KB)

学校法人聖カタリナ学園の
設立母体である修道会について

学校法人聖カタリナ学園の経営母体である聖ドミニコ宣教修道女会は、13世紀に聖ドミニコがスペインに創立した聖ドミニコ修道会の世界的に大きな修道家族に属しています。ドミニコ会のモットーは「真理を観想し、観想の実を他に伝える」であり、多数の男女会員が直接的な宣教活動、教育活動、医療、社会福祉活動、そして祈りに従事しています。

1587年、聖ドミニコ修道会ロザリオの聖母管区がフィリピン・マニラに創設されてアジア諸国での活動を開始、その男子修道院の隣接地には、祈りと福祉活動にたずさわる女子修道院「ベアテリア・デ・サンタ・カタリナ」が開設されました。さらに1887年、海外宣教に協力する修道女5名がスペインからフィリピンに到着し、台湾や中国でも子どもたちのための福祉活動を始めました。

日本へは、1904年に男子ドミニコ会員がキリシタン時代以来の再宣教を始めましたが、やがて女子教育の必要性を訴え、1924年、マニラより台湾経由で3名の修道女が来日し、愛媛県松山市に最初のカトリック・ミッションスクール美善女学校を開校しました。
1934年、会員の増加と事業の発展とともに、これまで男子ロザリオ管区の指導下にあった女子会員は聖ドミニコ宣教修道女会として独立し、さらに1970年にはローマ教皇直轄修道会となりローマに本部を設置しました。
現在はフィリピン、スペイン、日本、台湾の4管区と、ローマ本部に直属のアメリカ、韓国、チリの準管区、そして2003年に新たにタイに修道院を設立し、世界各地で教育と医療、社会福祉活動を通じて福音宣教につとめています。