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臨床体力学

「スポーツを通じた健康づくり」をキーワードに学ぶ健康スポーツマネジメント専攻。さまざまな年代の方々の健康づくりに取り組むには、それぞれの対象者の状態に合わせたトレーニングプログラムを作成したり、実践したプログラムの効果を検証することが必要になります。
今回レポートする「臨床体力学」の授業では、トレーニングプログラムの作成や効果の検証に欠かせない、正確な体力測定・形態測定の方法、結果の解析やプレゼンテーションの方法などを学びます。

「臨床体力学」の授業は、体育館1階にこの春オープンしたヘルスプロモーションセンター「サルーテ」で行われます。「サルーテ」は、本格的なトレーニングやフィットネスのスタジオを備え、トレーニング技法の勉強や各種の体力測定を行うことのできるスポーツ施設です。

今日の授業では、呼気ガス分析装置を用いた有酸素性運動テストを行います。学生たちがテスト結果を記録する用紙を持って、トレーニングスタジオにある測定機器の周りに集合しました。

被験者の学生がエアロバイクに乗りました。口には測定用マスクをつけ、ピッピッという電子音に合わせてペダルをこぎ始めます。マスクから延びたチューブは測定用機器につながれ、呼吸の状態がモニターに表示されていきます。
被験者の呼吸が徐々に辛そうになってきました。「この数値が上がるということは、体内に乳酸がだんだん溜まってきている、少しずつ疲れてきているということです!」先生がモニターを見ながら周りで観察する学生に説明します。学生たちはそれぞれ手持ちの用紙に経過時間ごとのデータを記録していきます。

私もエアロバイクを体験させてもらいました。

測定用マスクは思ったより息苦しさはありません。ただ、ペダルはかなり重く感じました。最初は調子よくこぎはじめましたが、少しずつ足が辛くなってきます。目の前にあるモニターのグラフが徐々に右上がりに上がっていきます。私には何の数値なのかは分からないのですが、疲れるにつれて数値が上がっていくのは良く分かります。5分ほど漕いだところでとうとうギブアップです。

学生たちは講義フロアに移動しました。「サルーテ」は、実技と講義が連動して行えるように、トレーニングスタジオと講義スペースが隣り合わせに配置されています。

さきほどの測定結果をスクリーンに映しながら、先生がそれぞれのデータの意味を解説しています。このように測定で得たデータの解析・評価の方法を学び、健康・体力づくりやトレーニングに活用できるようにすることが、この授業の最大の目的だそうです。

授業を担当している大槻 毅(おおつき たけし)先生は、とても爽やかな優しい先生です。先生は運動トレーニングによる動脈機能・心臓機能の変化や障がい者のスポーツ参加などについて、研究をしているそうです。

「運動トレーニングや生活習慣改善などによる健康づくりのサポートは、対象者の現状を把握することから始まります。臨床体力学は健康運動指導者への登竜門といったところでしょう。身体の状態や生活パターンおよび性格などを分析し、トレーニングプログラムを作成したり日常生活へのアドバイスを送ったりできるようになるには、豊富な知識を身に付けた上で指導経験を重ねていくしかありません。一人前の健康運動指導者になるのは大変ですが、学生さんには、粘り強く、着実に授業内容を身に付けてもらいたいと思っています。」

健康スポーツマネジメント専攻の授業を体験してみて、私はこのような科学的なものだとは思っていなかった(失礼!)ので、とても新鮮に、楽しく感じました。皆さんもオープンキャンパスなどの機会にぜひ体験してみてください!!

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