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運動生理学の授業では、運動の発現・維持とトレーニングに対する身体の機能的、形態的な適応を学びます。
今回の講義では、トレーニングによって心臓や血管がどのように適応し、変化していくのかを学習していきます。
ウォーキングをはじめとする有酸素トレーニングによって身体は、「心臓の容量の増加」という形で適応します。
心臓の容量が上がると、同じ運動をより少ない心拍数でこなすことが出来るようになります。つまり、あまり苦しい思いをせずに同じ運動がこなせるようになるのです。
では血管はどうでしょうか。
血管は本来、年齢と共に硬くなっていきます。
20代はちくわのような柔らかさですが、60代になるとガラス管のような硬さになり、もろくなってしまいます。
これは加齢によって血管の内皮細胞が硬くなり、その結果血流も悪くなり、「NO」(一酸化窒素)もほとんど産生されなくなるためです。
しかし、トレーニングを行うと血管は徐々に拡張し、「NO」も産生されていくため、血管内皮細胞が柔らかくなります。
これを継続的に続けると血管の弾力が再生されるというわけです。
このように有酸素運動は心臓の機能を高め、血管の柔軟性を増すという効果が望めます。
トレーニングというと負担の大きい運動のように感じますが、ウォーキングやサイクリングも有酸素運動です。
このような科学的な効果を知ることによって、より多くの方に健康に対する理解を深めていただくお手伝いが出来るようになります。







